ファクタリングは2社間と3社間、どちらがいいの？

ファクタリングには業者と依頼者で行う2社間のものと、業者、取引先、依頼者で行う3社間のものがあります。それぞれにメリットとデメリットがありますので、どちらを選択するかよく判断しましょう。3社間の取引では取引先の支払先がファクタリング業者に移るため、手続き完了後とくに何かすることもなく契約が完了し、手間がかかりません。業者にとってもリスクが低いため、2社間と比較すると手数料が安い点がメリットです。

しかし、売掛債権を譲渡するということは何か支払いをしなくてはならないものがあったり、お金に困っていることが想像できます。ファクタリングを利用することを取引先に知られることで、今後の取引に影響が出る可能性はゼロではありません。2社間のものでは取引先に債権譲渡をすることを知られることなく、売掛債権の早期現金化をすることができます。契約を守っていれば通知が送られることもないので、取引先との関係性は変わることはないでしょう。

しかし中には契約を破って取引先からの入金も自分のお金のように使ってしまう人がいます。もし業者への支払いをしなくてはならない日にお金が足りなくなってしまうと、取引先に通知が行くだけでなく、大きな責任問題になる可能性があります。悪質な場合は業者に訴えられてしまう可能性もあるため、必ず契約は守らなくてはなりません。手数料も高くなる傾向があるため、頻繁に利用しているとさらに資金不足が深刻になる可能性もあります。