税金の滞納があるときのファクタリングは要注意

ファクタリングの審査では取引先の債権がチェックされるため、基本的には借金があっても審査に落ちてしまうことはあまりありません。しかし1つ注意しなくてはならないのが、税金の滞納がある場合です。事業者が払わなくてはならない税金には様々なものがあります。所得税、住民税、消費税、個人事業税、法人税など、法人なのか個人経営なのか、事業の内容によっても変わってきますが、こうした国や地方自治体への税金の滞納があると、断られてしまうケースがあります。

滞納期間が長ければ差し押さえに合う可能性があり、先に差し押さえられてしまうとファクタリング業者は手も足も出なくなってしまうからです。ファクタリングの申込書にも、必ず税金や保険の滞納の有無を記入する欄があります。業者によって対応はことなりますが、税や保険の滞納はできる限り解消してから申し込みをするようにしましょう。どうしても支払いが厳しい場合は税務署や役所へ行って相談をし、支払い計画をしっかりと立てておかなくてはなりません。

いつ支払うか約束をしておけば急に差し押さえに合う可能性も低くなるからです。また、滞納はあっても支払う計画を話し合っている場合は、そのこともファクタリング業者に伝えておきましょう。差し押さえられるリスクが低ければファクタリングを行ってもらえる可能性は高くなるからです。税金の滞納でもカードローンのような高い金利（延滞税）が発生しますので、できる限り滞納せずに支払っていくようにしましょう。