金融機関のカード決済が一般的になっている理由

インターネットの通販では、6割以上の人がカード決済を利用していると言われています。カード決済には、クレジットカードのほか、デビットカードやプリペイドカードなども含まれます。スーパーやデパート、電気店などの実店舗でも、今やクレジットカードを利用できないところはほとんどないと言っても過言ではありません。大手のお店はもちろん、中小規模のお店でもカード決済を導入しているところは増えています。

しかし、このカード決済を導入するには、それなりのコストがかかっています。また、Visa、MasterCard、JCBといったクレジットカードのブランドそれぞれの審査を通過しなければならないので、時間と手間もかかります。さらに、お店はカードを提供している金融機関に対して手数料を支払っています。クレジットカードを利用すると、一括払いならば手数料もかからない上、ポイントがつくということに疑問を持っている人は多いと思います。

年会費や手数料がかからないどころか、ポイントまでついていたらクレジットカードを発行している金融機関は赤字になってしまいます。「ボランティアでやっているのか?」という疑問を持つ人が出てくるかもしれません。実は、金融機関はカードの利用者からは手数料をとっていませんが、お店から手数料をもらっているのです。ボランティアでやっているわけではなく、しっかりと利益を得ています。

さて、このように、利用者にとってはとてもお得なサービスとなっているので、多くの人がカードで買い物をします。現金で購入してもポイントがつかないのに、カードで購入したらポイントがつくのであれば、ほとんどの人はカードで購入するでしょう。そのため、お店はコストと手間をかけてカード決済を導入し、さらに手数料まで支払っているのです。しかし、その費用は商品の代金に上乗せされていることもあるので、利用者が得をしているとも言い切れません。

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